Story
ブラック企業で働く僕は、過労死寸前フラフラしてるところを、車に轢かれて死んだ。
と思ったが、気がつけばシェイクスピアの四大悲劇と呼ばれる戯曲の一つ、
「ハムレット」の世界にいた。
Wikipediaを見たらあらすじが全部載ってる世界に飛ばされた僕は、
出会う人々の異常なまでの独り言の多さと、
異常なまでの遠回しな長いお喋りに驚きが隠しきれない。
転移だの転生だの死に戻りだの、もう何が起きても驚かない。
振り返れば未来人がいて、角を曲がればあだち充がいるかもしれない。
つまり僕たちは、悲劇を喜劇にするべきか、
無視してスローライフを楽しむべきか、
生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。