右を見ればパワハラ、左を見ればセクハラ。貧困の沼に足を取られ、天を仰げば少子高齢化が広がっている。
そんな社会にサヨナラバイバイして宇宙に旅立ってみたら、宇宙は宇宙で闇がいっぱい。
宇宙での共同生活、宇宙での喧嘩、宇宙での仲直り、宇宙での友情努力勝利。
そして、宇宙不景気、宇宙ハラスメント、宇宙不祥事。
宇宙で起こる出来事は、壮大なスペースドラマではなく小さな宇宙人日常ゆるゆるドラマであり、結局のところ宇宙だろうが地球だろうが抱えている問題は一緒だった。
ならば、踊ろうじゃないか。
踊って踊って宇宙を変えようじゃないか。踊っても変わらないなら出馬しようじゃないか。
宇宙自由民主党?宇宙共産党?宇宙維新の会?宇宙新撰組?宇宙参政党?宇宙ごぼうの党?それこそ星の数ほどある宇宙政党のどれを支持するかは自由だが、あえて言おう。
男肉に、清き一票を……!
2024年に男肉 du SoleilがBombするNew Shitは宇宙日常系ゆるゆるHIPHOP選挙ダンスコメディ。
君の一票が、宇宙を変える。
・前年サバイバルヘッズDXと同じくゲスト無し、そこにすみたが参加し、現団員全員参加となった。
・チラシのビジュアルも全員参加。これはかなり久々なこと。
・宇宙での共同生活あるあるコメディから、宇宙人との出会い、メンバーの離散を経て、神秘の力で全てを救う大スペクタクルの本編、「宇宙をどげんかせんと」と高阪が宇宙選挙へ出馬するおまけ編の二部編成。
・宇宙船スフィンクス内という設定なので、コックピットなどの舞台装置が。男肉では実に珍しい。
・ラップで展開させるラップミュージカルの手法は今回も行われる。flow(フロウ)の種類が豊富。
・ラップの歌詞は下記の特設サイトにアップされてます。聞き取れなかった部分を確認するもよし、一緒に口ずさむもよし、です。
・久々にお客さんを舞台に上げて一緒に踊るシステムが復活。一緒にタオルを回す楽曲もあり、一体感が出る。注意しないとホコリも舞う。
・大阪公演は初の布施PEベース。近代出身者のみの団体なので、東大阪へはちょっとした凱旋公演気分で嬉し恥ずかし。
・東京公演は2014年「マーマレード男子」以来となるシアター711。千秋楽前に、騒音が原因で通報されたという話も…。
・終演後イベントは男肉大祓式(だんにくおおはらいしき)となる。皆様の日頃の憂さを晴らすべく、本番終わりの身体に鞭打って踊り、歌う約一時間の内容となった。良い事あるといいですね。
・ラップの歌詞や政見放送の映像も見れれる特設サイトはこちら→