
NMR今後の活動報告
第3弾
古代文明!?黒又山は日本最古のピラミッドなのでござるか!?

薫殿、今回でNMR今後の活動報告も第三弾となったゆえ、侍のような喋り方で行かせてもらうでござる。
第三弾ともなれば、こちらも刀の一本ぐらい差した気持ちで、古代の謎に斬り込まねばならぬのでござる。
我々、NMRは長年にわたる独自研究の末、秋田県鹿角市にある黒又山、通称クロマンタが、ただの山ではなく、古代人によって造られた巨大ピラミッドである可能性が極めて高い、という結論に辿り着いたのでござる。
しかし薫殿、そもそもピラミッドとは何なのでござろうか。
一般的にピラミッドとは、広い底面を持ち、上へ行くほど小さくなり、最終的に頂点へ向かって収束する巨大建造物のことでござる。
表面が滑らかなものもあれば、階段状になっているものもある。
そして古代のピラミッドは、王の墓、神への祈りの場、儀式を行う神殿など、何かしら普通ではない目的のために造られているのでござる。
つまり「下が広く、上が狭い」「段がある」「頂上が特別」「内部に何かある」「古代人が祈っていた」。
この辺りが揃えば、かなりピラミッドなのでござる。
では黒又山はどうでござろうか。
まず、下が広く、上へ行くほど細くなる美しい円錐形をしている。
そして山頂部分は平らになっており、そこには本宮神社が祀られている。
薫殿、広い底面、細くなる山体、平らな頂上、そして神を祀る場所でござる。
ピラミッドの条件に、いきなり四つほど当てはまっているではござらぬか。
四つも当てはまれば、もはや偶然ではなく採用でござる。
「しかし黒又山は四角ではなく、丸い山ではござらぬか」と申す者もいるでござろう。
だが薫殿、それはエジプトのピラミッドだけを基準にした、あまりにもエジプト中心的な考え方でござる。
古代人が全員、同じ設計図を共有していたわけではない。
エジプト人が四角く造り、秋田の古代人が丸みを残したとしても不思議ではない。
雪国で角を出しすぎると、雪が積もって危ないのでござる。
つまり黒又山は、日本の気候に合わせて改良された寒冷地仕様のピラミッドなのでござる。
さらに、黒又山の斜面には複数の段状構造があり、山頂の地下には空洞が存在するという調査説まで語られている。
段があり、内部に空間がある。
これはピラミッドというより、ほとんどピラミッドの自己紹介でござる。
自然の山にも段差や空洞はあるという意見も分かる。
しかし、自然の山に段があり、空洞があり、頂上が平らで、その上に神社まである確率を考えてほしい。
ひとつなら偶然。
二つなら奇跡。
四つ揃えば古代文明でござる。
自然にできた山を古代人が加工しただけなら、人工のピラミッドとは呼べないという意見もあるでござろう。
しかし薫殿、それは畑で自然に育ったジャガイモを使っているから、肉じゃがは自然物であると言っているようなものでござる。
素材が自然でも、人間が削り、形を整え、段を造り、頂上を祭祀の場にすれば、それは立派な建造物なのでござる。
山を一から積み上げるのがエジプト式なら、最初からある山を削って使うのが日本式。
無駄がなく、非常にエコでござる。
そして黒又山の近くには、縄文時代後期の遺跡である大湯環状列石が存在する。
しかも秋田県の資料では、大湯環状列石から冬至の日の出方向に、聖なる山として黒又山を望むと紹介されているのでござる。
古代人が石を巨大な円形に並べ、その先に黒又山がある。
薫殿、これは偶然の景色でござろうか。
否。
古代人はストーンサークルから黒又山を見つめ、太陽を観測し、何らかの祈りを捧げていた可能性があるのでござる。
つまり黒又山は、ピラミッドであるだけでなく、縄文人の巨大な太陽観測装置だった可能性まで出てきたのでござる。
そもそも「クロマンタ」という名前も怪しいでござる。
薫殿、普通の山にクロマンタなどという名がつくでござろうか。
クロマンタ。
声に出してみてほしい。
「開け、クロマンタ!」と叫べば、山腹の岩が左右に動き、古代の地下通路が現れそうではござらぬか。
名前がすでにピラミッドの中へ入るための呪文なのでござる。
以上、広い底面、上に向かって細くなる形、平らな山頂、段状の構造、内部の空洞、頂上の神社、近隣のストーンサークル、太陽との位置関係、そしてクロマンタという強すぎる名前を総合し、我々NMRは黒又山がピラミッドである可能性を99%と判断したでござる。
残りの1%は、自然にできた山を古代人が祭祀のために加工しただけ、という可能性でござる。
しかし薫殿、それこそがピラミッドでござる。
つまり、どう転んでもピラミッドなのでござる。
近日中に我々NMRは黒又山へ向かい、この山が王の墓なのか、縄文人の神殿なのか、太陽観測施設なのか、それとも古代の巨大な待ち合わせ場所なのかを調査するでござる。
現在、方位磁石、巻き尺、金属探知機、兵糧丸、そして山の内部から古代人が出てきた際に渡すNMRの名刺を準備しているのでござる。
薫殿の近所にも、妙に形が整い、頂上が平らで、神社があり、地下に何か隠れていそうな山があったなら、ただの山だと思ってはならぬ。