『男肉蜂蜜恋心-I 肉 YOU-(スウィートエモーション-だってお前が好きなんだ-)』

男肉は何物にも媚びない
男肉とは何事もかえりみない
男肉とはただ流動する
男肉とは衝動である
男肉とは永遠である
世界は女肉で飽和している
われわれは日本最後の男肉である

作品について

・近畿大学内での学祭や新歓などの各種公演、ARTCOMPLEX1928での外部公演などを経て、ほぼ現在の座組となった実質の『第一回本公演』。

・上裸に黒ズボンというスタイル、Jも現在お馴染みのベロアのツナギに出会う前と、今とは見た目にも違っている部分が多くなっている。
・とはいうものの、平凡な日常の中、突如核の炎に包まれた世界で別れてしまった親友と再会し、思いを寄せるあの娘のために切った張ったの大冒険…と、話の展開は昔から変わってない。
・終盤にJポップで踊る構成はまだ無かったものの、「ディスタンス」は存在し、全員死ぬ→ふんどし(この頃は今の団長ではなく吉田が担当していた)が歌って生き返る→大団円のハッピーエンドという黄金パターンもバッチリ踏襲、まさに男肉 du Soleilの夜明け前であった。
・ビンタとかバイオレンスシーンが多いのは若気の至りか。

・もちろん写真・動画撮影は自由、この頃は飲食もOK、というか販売もしていた。

・主役は当時近畿大学演劇芸能専攻の一回生、児玉智哉。のちに陰核→クリ太マメ男と改名し、初期の男肉 du Soleilを代表する団員の一人だった。

・チラシ表では『蜂蜜男肉恋心』、裏では『男肉蜂蜜恋心』となっているが、今となってはどちらが正しいのかは誰もわからない。覚えてない。

上演記録

構成・演出:池浦さだ夢
出演:
稲垣宏
江坂一平
亀井伸一郎
川端芳郎
小石直輝
GOUTEN
児玉智哉
高阪勝之
齋藤亮
吉田祐

舞台監督:タメカツヒロ
舞台美術:稲垣宏
音響:竹下祐貴
照明:菊田真理子
映像:大輝洋平
衣装:齋藤亮
制作:水上宏樹
宣伝美術:SuzY、GOUTEN

≪大阪公演≫
2006年9月9日(土) ~10日(日)
black chamber
(大阪市住之江区北加賀谷 4-1-55)

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