2018年某日。とある日曜日。俺は腹が減っていた。飢えている。この飽食の時代に飢えている。思いついた。後輩に奢らせよう。どうせなら、いいものを奢らせよう。そこで、男肉duSoleilの元団員で、今は地元の山形に帰りながら俺のふんどし職人をしている「たかを」という男に飯を奢らせることにした。思い立ったが吉日。電話をする。
「俺や」
「どうしました?」
「山形の郷土料理ってなんや」
「芋煮ですかね」
「(芋煮?なんやそのいかにもしょうもなそうな料理は)山形いくから、それ用意しとけ」
「ええ!?来るんで…(ガチャリ)」
俺は山形に行くことにした。しかし96時間の稽古もある。猶予は今から48時間…
第4弾
団長の48時間
朝7時。出発だ。行ったれ行ったれ!しかし、ぞっとする事実が俺にのしかかる。
12時間ぐらいかかるの…?ナビよ…。ええい!関係あれへん!行ったらあ!途中サービスエリアで休んだりラーメン食ったりしながら、俺は車でぶんぶーんと山形へ向かった!
ついた…。俺は、無事山形についた。たかをの家にたどり着くころにはもはや肉体はボロボロ…
色々あって、途中ナビの言うことを聞かず新潟で降りて下道で行ったりしたら少しだけ早く着いたよ。新潟→山形で高速が通ってないんだ。おい!国土交通省!どうにかせい!困ったぞ!
そして久々にたかををぶん殴ってやろうと思ったら芋煮を作ってた。許してやろう。
そして初公開!たかをの嫁!
ちなみに、この嫁は通称「ねーやん」と言って男肉の音響をやってる。元団員は現音響と結婚した。不思議な縁だ。そしてたかを一家とずんだ餅を食ったり…温泉に行ったりしてから…
お待ちかね!芋煮だ!食って食って飲んで飲んで!おやすみ!
次の日、平日なのでたかをは仕事かと思いきや、俺をおもてなしするために有給を取ったそうだ。昔、インパクトで腹をついたり色々したのにお前というやつは…できた後輩だ。
とりあえず、朝からお餅を食べたり…また温泉に連れていかれたり、山形の子供はみんな飲むらしいパインジュースを飲んだり…蕎麦食いにいったり…まだ積もっている雪の塊をたかをに投げつけたり…隣町が将棋の町だからと訳わからん店に連れていかれたり、また飯を食いに行ったり、っていうかやけに麺類ばっかだなって思ったり…お土産屋さんに行ったり…
堪能しているが、俺は48時間以内に家に帰らないといけない。すっかり忘れていて俺は急いでたかをとねーやんを放って帰ることに。急いで帰ったからその時の写真すらない。いかに俺が急いでいたかがわかるだろう。帰りは高速道路を使って仙台のほう経由で。サービスエリアにいたセブンとぱしゃり。
そんなこんなでなんとか到着。
ギリギリ、45時間ぐらいで帰れた。あぶねー。
ってな感じで、お金がないから後輩に飯食わせてもらおうと思ったら、死ぬほどお金かかりました。でも美味しかったー。芋煮、おすすめ!あと肉そば!いろいろ!んまーい!
でも一番美味しいのは、お土産で買ったカレーせんべいでした。おしまい。