団員の○○時間

第5弾

映画「72時間」を見る

写真1

江坂 72時間。タイトルの意味わかる?
高阪 いや、わかりましたよ。
江坂 内容観てるだけで?
高阪 あ、そういう意味で?そういう意味では全く(笑)
みるく 普通に観てたらわかんないよね。
高阪 全く言葉として出てこないし。あと、あれ72時間以上かかってるでしょ?結構日が跨いでる感じするし。ああ、そもそも、『96時間』はお二人観てますか?
みるく 観てない。
江坂 俺、映画観ないし。
高阪 簡単に言うと、昔CIAやってたヤツが今はボディーガードやってる…
みるく そうそう、そういうのは知ってる。大体は。
高阪 で、娘をね、誘拐されて、タイムリミットまでに助けないと殺される、みたいな。
江坂 なるほど
高阪 だからはっきり作中に96時間って数字が出てくる。これは出てこない。
みるく 何を狙ってるのかね?
高阪 『96時間』は原題はまた違うんですね、『Taken』、だから「取ってく」とか。
江坂 ストレートな感じやね。
高阪 だから『72時間』も日本で売り出すときに勝手につけたやつですから。『96時間』に関連付けてみた、とか。
江坂 これ、アクションの欄にあってさ。あージャケ、銃持って走ってるしなーって。それで見たらエライことなって。
みるく 全然アクションじゃない。
高阪 簡単に言うと弁護士なんですよね、主人公が。で、その父親が謎の死を遂げている、と。
みるく おっきな案件に絡んでからね。
高阪 で、疑ってると。主人公が。殺されたんじゃないか、と。でクラブでちょっと羽目を外そうと。そこで出会った女と…気づいたら朝なってるっていう。
みるく ちょっと盛られてるからね(笑)
高阪 そしたら女が死んでた、みたいな。結局、嵌められてた、って事なんですけど。だからね、全然、アクション性のあるシーンが少ない。だって、銃とかも普段使ってる人じゃないですもんね?
みるく まあ、ある種、生々しいっちゃ生々しいんですけどね。そっちの方が。
高阪 リアルっていう。
みるく 上手い方がおかしいんですけどね。弁護士で長けとったらね。
高阪 確かに、そういった意味ではね。
みるく ヨーロッパ映画の…よりをね、ハリウッドよりも。
江坂 あんま映画観ないけど、そういう違いなんやろなって思った。
高阪 そうそう、デンマークの映画。
江坂 暗いよね
みるく トーン落としてますもんね。
江坂 色合いとか…喋り方とかノリも
高阪 シリアスなんですかね。カメラのより方も独特なんですよね。一回パッと放してぐっと寄ってくってあんま見たことない感じ。
江坂 だから、ちょっと序盤調子悪くて。これ最後まで見られるかな?って。
高阪 あー、でも、サスペンスの展開になってくから、途中からは僕は結構見られた感じは…
みるく ただねー。僕はあんまり…途中からマジで読めへん?
高阪 まぁまぁまぁ。ね。
みるく ああなってこうなるやろうなーっていうのが。
高阪 あいつが悪いやつやってわかるんですよね。
江坂 登場人物が少なすぎるよな。
みるく それと、あんまり要素を散らさなかったと言うか。ちょいちょい都合良いじゃないですか…話が早いと。
高阪 最初の…逃げられた女と出会うとことか。
みるく 特に理由なくね。
高阪 特に理由なく。窓の外観たらおった、みたいな。
みるく 他にも最後の犬、追いかけてくとことか。
高阪 ラストの辺りのね。
みるく 犬追いかけってったら犯人たちおった、っていう。
高阪 あれとか間抜けな感じになってるんですよね、ちょっと。
みるく まあ…お陰で洋画あるあるの人の名前わからへんっていうのは無いんですけど。
江坂 人が少ないから(笑)
みるく その分、設定自体も少ないから。ちゃんと太い幹に沿って話が進んでくって。そういう意味では…酔っぱらいながらもちゃんと観れたんですけど。
江・高 (笑)
みるく ご飯作りながら観てたから(笑)

写真2

高阪 僕が面白かったのは、一夜明けた時にね、クラブのね、女と…記憶がなくて。あ、これやってしまったんか…ってするときに。こうね、布団をもってこうゴロゴロって。
みるく あーあれ可愛かった(笑)その後に一回外出て、また帰ってきて指紋拭いたりとか、扉に使用中みたいなフダ付けたり、我に返った感じで
高阪 アリバイ作るトコがね。
みるく めちゃくちゃ可愛くない?「逃げよ」って思って「やっぱあかんあかん」って感じ。
高阪 友達のトコ行って「俺はお前と映画を観ていた」、とか設定つくって。
みるく あと主人公が、序盤に、一緒に同棲してる彼女と不仲やん。で、仕事場に押しかけてきて「ご飯食べに行こ」って。
江坂 あーあったあった。
みるく あれもちょっと頭おかしいと思うんですけど。
江・高 (笑)
みるく 日本人的な考え方持ってるからですかね。で、それで家帰ってきて「私たち一年もまともに会話してないの」って。一年もかよ!って。
江・高 (笑)
みるく それは、事件とかじゃなくてお前が悪いわって。主人公に。でも窮地に陥ったら結局愛してて。「チュッチュチュッチュ」しとるんです。あれなんやねんって。
高阪 大学の授業潜りこんだり、ちょっと怖いでしょあれ。
みるく 授業終わりますってなって空っぽの教室になったら主人公が碇ゲンドウみたいになってるやつ。
高阪 主人公が不安定なんですよね、これもハリウッドにあまりないというか。
江坂 あー、複雑に悩まなさそう。
みるく ハッキリしてる、巨悪に立ち向かうタフなヤツ
高阪 弱いなって、この主人公。
みるく ただ、この主人公、女から話を聞き出すときめっちゃ荒々しくて。壁に「バーン!」って。喉のトコに腕突きつけて。
江坂 コックかなんか見て引いてるやつか。
高阪 子供とか居ててもやりますからね。
みるく 適当にお茶濁されたらもう一回「バァーン!!」って。
江坂 (笑)
高阪 あ、そこはあれですね、『96時間』と共通する。
江坂 荒々しいトコ?
高阪 めっちゃ荒いです。娘を助けるために元同僚を銃突き付けて脅したりするとことか。
江坂 ここぞという時は荒々しい。大事かな。
高阪 ありますね、共通点が。
高阪 映画として、かなり短いですよね。
江坂 1時間半やもんな。
高阪 軽くお菓子食べながら見るにはオススメですね
みるく そうやって見たからかなり最高やった
江坂 あー。
みるく で、朝起きてから色々モヤモヤして。
高阪 (笑)色々突っ込みながら見られますよ、イケメンと美女も多いし。
江坂 主人公格好良かった。
みるく 生まれ変わったらあんな顔なりたい
江・高 (笑)

写真3


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