チェン |
古典と聞いてどうでしたか。やりますけど。 |
あんず |
初めて古典て聞いた時にあたし、奥の細道とか、あっち系の、れる、られるを使う、そういうものをやるのかと思ってて。 |
チェン |
ああ、いわゆる、国語の古典やと思ったと。 |
あんず |
その海外版ってあるんやと。海外作品にもそんな、れる、られるが使われるのか? と。えらい難しい話をやるんやなぁ、と思って。
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小石 |
そういうことで、別に間違ってないよね。……あ、でもシェイクスピアの英語って、そうでもない、という話もどっかでチラッと聞いたような。 |
チェン |
そうなんですか? 原文的には割と、口語的なものなんですかね。。 |
小石 |
古代の英語を使っている訳ではなくて、現代に近い方だ、みたいなことを。なんかの本で見ただけやけど。
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あんず |
お二人とも、やっぱり学校で習ったんですか?シェイクスピア作品って。 |
小石 |
授業でワンシーンだけとか、やった程度かな。 |
チェン |
僕とか全然、座学くらいでしかやってないですね。 |
小石 |
あくまで世界演劇史とか、そういう流れの一環として。あとシェイクスピアは、土曜の一限目の枠で、四大悲劇についてひたすら講義する時間があったような気がするけど。 |
チェン |
そうそれでね、実技じゃなくて、ただ聞いてて寝てたっていう感じですね。 |
あんず |
寝てた(笑) |
小石 |
時間がねぇ~。 |
チェン |
朝ですからね(笑) |
あんず |
子守歌になっちゃう。 |
チェン |
そう、まして時間が土曜日ですからね。なんでそのために朝から行かなあかんねん、という記憶しかないですね、古典と言えば。 |
小石 |
今にして思えばね、あれを聞いとけば、今頃。 |
チェン |
ちゃんとやっとけばよかった、っていう説はありますけど。 |
チェン |
でもなんかね、古典と言っても、昔から、形は変われど、ドラマっていうのがずっとあるんやなぁって改めて思いましたけどね。なんかすごい堅い感じでやってるけど、やってる中身っていうのはその、親子のこう、なんかぐちゃぐちゃした奴とか。 |
あんず |
不倫とか。 |
チェン |
男と女の、みたいな。結局そこは変わらへんねんなって。 |
あんず |
人の興味を引くのがそういうジャンルなのかなっていう。 |
チェン |
設定が古いっていうのがあるから、そこを理解するのがちょっと、時間かかるかなってのはあるけど。根っこのとこは一緒なんじゃないかなと思ったら、そんなに小難しいことでもないような気はしてきてますけども。 |
小石 |
確かに。四百年くらい前に、民衆相手にやってたはずやからな。 |
チェン |
ねぇ。文学っていうか、そんなね、ガチガチのアレじゃなくて。 |
小石 |
普通に、そこらの、靴職人のおっさんとかにも見せてたに違いないから。貴族みたいな教養がなくても楽しめるっていうのは、やっぱり、単純に。 |
チェン |
みんなが、おもろいやん!っていうところが、まぁまぁ、もともとあったんやろうなっていう。
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あんず |
ああ~、そっか。なるほどー。 |